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日々ラム酒通信
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vol.61 LAODI

LAODI

LAODI
ラオディ アグリコールラム
ラオス人民民主共和国 / ラオディ蒸留所
40% / 700ml

DRY2
w1

蒸留所名(Lao Agro-Organic Distillery Inc.の略称:LAODI(ラオディ))がそのまま商品名として採用された、ラオディ蒸留所の記念すべき第一弾ラム酒。

ラオディ蒸留所はラオスの首都ヴィエンチャン中心部から40キロほどの郊外にある。こちらでは5人の日本人男性が、サトウキビの管理からラム生産、販売までの全てを分担して行っている。

蒸留所敷地内にある、東京ドーム位に広大なサトウキビ畑は、皆で少しずつジャングルを切り開き、そこにタイから輸入した苗を植えて増やしていったそうだ。隣国タイは世界でも上位に入る砂糖産出国だが、ラオスには製糖工場が無いため、野生種のサトウキビしか存在しなかった。いくつかの品種のサトウキビで試行錯誤の上、今は単一品種のみを栽培している。

ラオスの1年は雨季と乾季に分かれており、ラム作りは乾季(11月頃~4月頃)に行われる。早朝、サトウキビを鉄製のナタで丁寧に刈り取り、シャワー水で泥を綺麗に洗い落とす。そのサトウキビを圧搾機に1本1本かけていく。ここまで全て手作業である。
絞ったサトウキビジュースは軽くろ過した上で、発酵タンクへ運ばれる。絞りカス(バガス)は蒸気を起こす燃料に使われる。

発酵は、まず日本醸造協会認定の焼酎用酵母を200リットルのタンクに入れ24時間行う。その発酵済みの液体の内、半分を500リットルの酒母タンクへ移し安定させる。その後、屋外に設置されている3000リットルのタンクへ移し、殺菌のために電熱器を入れる。この間、化学薬品などは一切用いない。

発酵が終わり、アルコール度5%ほどになった液体を、2重構造になっている単式蒸留器で蒸留する。内側の容器には、発酵済みのアルコールを入れ、外側の容器は蒸気(減圧)で満たす。直接アルコールと蒸気を触れさせることなく湯煎をかけるような状態で、蒸留してゆく。最初に生産される高アルコールの蒸気(ヘッド)と、蒸留がすすみ最後の方の低アルコールの蒸気(フッド)は、液化の後、次回の蒸留や器具の洗浄に回される。55度前後から30度前後のアルコール(ミドル)は液化され、ステンレスタンクで調整後、ろ過されボトリングされる。

LAODI公式HPはこちら

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タフィア
 爽やかな酸、ご飯を噛んだ時のような甘みを感じる。
 酒質は柔らかだが、ボディは厚い。カリブのアグリコールラム
 がもつ、磯のような香りは一切無い。
 食事との相性も抜群に良く、あらゆるシーンに合う、
 正に新しいアグリコールラムである。

bashi
 香水のような華やかな香り。
 フルーティーな日本酒のようにも感じる。
 味わいは柔らかい口当たりの中に丸い甘味、
 とがった感じは無くさっと消えて行く。
 バランスがよくオールマイティーに飲めるラムです。

ハバネコっ!
 ラオスの蒸留所に行ってきました。サトウキビの畑、
 その隙間から見える満月を見上げながらのラオディの味は
 どこか懐かしい野山に咲く花の香でした。
 満月を見つけたら、ラオディを思い出してみてください。
 満月の国から来たラムが幸せを呼び込んでくれるかも。

>>>各テイスターのプロフィールはこちら

>>> ラオディ アグリコールラム を 飲める店
SCREW DRIVER / Bar Lamp / KingRum / BAR Julep / Tafia

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「日々ラム酒通信」編集部

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