vol.20 BIELLE BLANC

BIELLE BLANC
ビエール ブラン
フランス海外県・マリーガラント島 / ビエール蒸留所
59% / 1000ml


1975年に蒸留所はポール・ラモーの経営だったが、経営不振で廃業。
その甥にあたるドミニク・ティエリー氏により、設備は近代化されて再開。
この蒸留所を訪れると、サトウキビを水牛に牽かせている姿が見れる。
絞ったサトウキビジュースは、そのまま発酵されるものと、トロピカル・フルーツリキュール用として、別ラインに運ばれるものと分かれる。
ブランは、26000リットルの木樽に1ヶ月寝かせ、加水調整後ボトリング。
ここでは、ヴィナス(残留物)の処理に全て植物を用いている。ヴィナスは、ヒヤシンスや藻を生えさせているヴィナス池に溜められ、長時間をかけて自然に分解される。このシステムは、フランス本国からエコノジー認定を受けている。
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この59度のブランで作るティポンシュは絶品です。
サトウキビの蒸留酒のもつ風味を、余すこと無く表現している。
そんな風に感じます。機会があれば、是非。
ちなみに、写真のボトルは現地買い付けの2009年限定ボトル。
グラスに描かれている図柄が、本来のボトル図案です。
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タフィア
一杯目は、磯を連想させるような青々しいサトウキビの香りと
力強さを感じ、二杯目は、みつ豆のような、ふわりとした黒糖
の甘みを感じ、三杯目は、なめらかで上品な甘みと心地よさを
四杯目以降は、若々しい香りと洗練されたバランスの良さに
つつまれていく。
私の一番のお勧めです。
kojiqymmt
潮気を含んだ香りが妙に懐かしく、命の温かさに触れたような
気になる。
パンチの効いた甘さは熱く深く胸に伝わり、後に爽快感へと
変わる。
そして次第に増してくる円やかさは、刺激だけではないウマさ
をしっかりと感じさせてくれる。ハートに響く満足の一本!
ネグリタ
アグリコール製法の特徴がしっかり感じられるビエール。
特にブランは、長期熟成タイプにはないアルコールの荒々しさ
が楽しめる。
荒々しさの中には、穀物っぽい複雑な味わいや甘みが
感じ取れ、飲みすすめる度にやわらかさが増す。
フィニッシュはほのかな酸味。
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>>> ビエール ブラン が飲める店
SCREW DRIVER / Bar Lamp / KingRum / BAR Julep / Tafia
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