vol.82 RHUM JM BLANC

RHUM JM BLANC
ラム ジーエム ブラン
フランス海外県マルティニーク島 / ジーエム蒸留所 /
50% / 1000ml


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J.Mは、ティポンシュ・ベースでもお選びいただける他、漬けラムでも楽しんで頂けるよう、現在、仕込み中です。
更にさらに、予定されているセミナーでは、SINGLE CASK 2003が御味見できるとか!!(もちろん、会場内でもドリンク・チケットで飲めます。)
セミナーは、協会メンバーがインタビュアーとなって、生産者の方にお話しを伺います。どんな美味しさの秘密が語られるのか、楽しみですねー♪セミナーの席数は限られていますが、NEWボトルの味見をしつつ、現地のお話しを聞けるなんて贅沢!ぜひ、覗いてみてくださいね。
そうそう、それ以外にもRHUM J.Mの新商品が入るそうです。当日のお楽しみ♪ということで、今はまだ、未発表ですが・・・ww
(編集部)
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蒸留所は北東の街マクーバのジャングルの中にあり、サン・ピエールの御商だったジャン・マリー・マルタンが、ファン・プレヴィルの製糖工場を買い取ったのが始まり。
現在は、イヴ&ベルナール・アイヨ・グループが経営権を持っている。
発酵は48時間、蒸留は2つの銅製クレオール式蒸留機を使用。
このブランは、ステンレスタンクに6ヶ月間貯蔵し、その後、半年かけて加水しボトリングされる。
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RYO
香りは、洋梨の甘い香り、シナモン、ナツメグの様な
スパイシーさを感じる。
口に含むと、最初は、洋梨やシェリーの様な甘味が出て、
段々とドライに変化して、スパイシーに切れ上がって行く。
ショーゴ
非常に爽やかな香り。
キウイやグレープフルーツなどのフレッシュさも。
力強く、インパクトありドライな感じ。
口の中でほのかに甘さが広がる。
アベ
アグリコール・ラム特有の青々しさよりも甘みが目立つ香り。
香りの印象とは異なり、口に含むと青々しさが一気に開き、
後から甘みが追いかけてくる。
ずっしりとしたボディの太さを感じられ、
余韻も長く楽しめる。
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vol.81 J・BALLY BLANC

J・BALLY BLANC
J・バリー ブラン
フランス海外県マルティニーク島 / J・バリー蒸留所 /
50% / 700ml


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フレンチ・クレオール・ラムの祭典、ラムフェスタ2010まで、あとわずか。
ここからしばらくは、ティポンシュ・ブースで楽しめるベースのブランをご紹介していきます。
すでにご紹介済みのボトルに加えて、新たにご紹介する第一弾はJ・バリー・ブラン。
昨年も登場したボトルですが、味わった方はいらっしゃるでしょうか。J・バリーの生産者ブースでは、スペシャル・ボトルも提供される模様です。
飲み比べてみても、面白いですね!
(編集部)
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ル・カルベにバスクの小貴族だったド・ラジェス男爵が土地を買い、そこに1776年、アビタシオンを作った。
1920年、既に19世紀からラムを作っていたバリー一家が領地を買い取る。
その一家の1人、ジャック・バリーは、サトウキビ農園を新しくし蒸留所の設備を近代化させた。
彼はアグリコールラムをオーク樽で熟成させ、マルティニークで良質なラムが出来た年にヴィンテージをつけた最初の人である。
それから1987年に突如、蒸留を停止。
その後は、セント・ジェームスがブランド名、蒸留所設備、レシピなどを引き継いでJ・バリーを作り続けている。
このブランは、ステンレスタンクで最低3ヶ月貯蔵。50°と55°の2種類がある。
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Hiro
香りはあまり強くないが、仄かに磯っぽさが感じられる。
口当りはまろやかで、フレッシュなサトウキビの甘味と
酸味が感じられ、夏みかん、マスカット、シトラスなどの
風味が漂う。
ティ・ポンシュとも相性が良い夏らしいラム。
bashi
甘くて華やかな香りで少し酸味もあり、まだ熟成していない
果実の様な感じ。
味わいは、ほど良い甘味で青林檎などの若々しいフルーティー
な味わいを感じる。
どしっと落ち着いて味わえるブランです。
Takael
アグリコールならではのサトウキビの蒼さを感じる。
少しケールのような青い苦味と、焼酎のようにきゅぅっと
喉をやくような味わい。その苦味の奥にサトウキビの甘さを
感じられたら、あなたもアグリコール通(笑)!?
砂糖とライムと相性抜群。ティポンシュ・ブースで是非!
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vol.80 BOLOGNE BRANC

BOLOGNE BRANC
ボローニュ ブラン
フランス海外県グアドループ島 / ボローニュ蒸留所 /
55% / 1000ml


17世紀にブラジルで精糖業をしていたボローニュ家が創設。
1830年、アメノエル家が継いでナポレオン時代まで奴隷を使った精糖工場を経営。
1873年、アメノエル家は投落し税金が払えず、ボローニュ蒸留所を建てた。
1930年、ルイ・サルジョントン・カラーが継ぎ、アグリコールラムのみを作るようになる。
サトウキビの刈り取りは、全て手刈りで行われている。
発酵は48時間、柱状蒸留塔で蒸留され、75%のアルコールを得る。
得られたアルコールを65%に加水調整し、ステンレスタンクに3ヶ月入れて良くない成分を飛ばす。
その後、10日間木樽に入れ、もう一度ステンレスタンクに入れて加水調整される。
ボローニュは、長い間ブランのみを作っていた蒸留所だったが、現在アンブレとヴィユーもリリースされている。
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RYO
香りは、青林檎、レモンピールなど、フルーティーで柑橘系を
感じる。
味は、砂糖きびの甘さがほど良く出ていてすっきりしている。
他のグアドループのブランと比べるとまろやかできめが
細かくてドライ。
マルティニークのブランに割と近い感覚で飲めます。
トッティー
植物の茎の香りのようなアグリコール独特の香りのなかに
甘さを感じる。
口に含むと糖蜜の甘味とフローラルな香りが口の中に広がり、
次にアグリコールらしい旨味、後に潮っぽいドライ感が残る。
カリブの海岸でフルーツを食べながら飲みたいラム。
ハバネコっ!
風邪のせいかなぁ、フルーツぽい香りがする。舌に伝わる
ビリッと感がセクシーな夏の男をイメージさせる。
日々、浴びるように飲んでいるボローニュなのですが、
改めて試飲すると、こんなにも色っぽかったか。
飲み干した後、口に空気を含むとフワッと甘味が広がる、
本当に油断も隙もないジゴロなボローニュブランでした。
騙されてみればぁ~!
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vol.79 BOUNTY

BOUNTY
バウンティ
セントルシア / 40% / 700ml


セントルシアは、カリブ海・西インド諸島、マルティニーク島の南方に位置する。
旧イギリス植民地であり、現在はイギリス連邦の一員である。
バウンティの製造元は「セントルシア・ディスティラーズ」
ここでは25種のラムと、ラム関連商品を作っている。
1950年代後半セントルシアでは、地方の小規模蒸留所を除き、デネリー蒸留所(バーナード家所有)と、ロゾーベイ蒸留所(ロゾーのギーストが所有)のみが残っていた。
この2つは1972年に合併。
1992年、バーナード家はギーストのシェアを買い取り、1997年にトリニダットを拠点とするアンゴスチュラ社にシェアを売る。2005年には、シェアをCLICO(保険会社)に売却、バーナード家の3代目がマネージング・ディレクターを務め、現在に至る。
ここでは、糖蜜(モラセス)をガイアナから輸入し、24~30時間発酵させる。
蒸留器はブランド別に使い分けされるが、バウンティは連続式蒸留器で蒸留され、アメリカンオーク樽で熟成される。
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Hiro
フルーティで爽やかな香りは、青りんごやラ・フランスを
連想させる。
ソフトな飲み口の中に、ほんのりとココアのような甘さが漂う。
舌には程よい潮気が残り、心地良い余韻へと続いてゆく。
個人的に、オイスターなどを食しながら飲みたいラム。
shiro
鼻先を近づけるとかすかにキャラメルの甘さを思わせる
優しい香り。
口に入れれば、ふんわりとした甘味と軽い口当たり。
爽やかに飲めるさっぱりと軽いラムである。
アベ
香りはそれほど強くはないが、かすかにバニラや
オレンジのような香りを感じる。
飲み口は軽く、ピーナッツのような香ばしさと甘さが
口の中にやさしく残る。
ソーダで割って飲むのもおすすめです。
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vol.78 MONTEBELLO BLANC

MONTEBELLO BLANC
モンテベロ ブラン
フランス海外県グアドループ島 / モンテベロ蒸留所 /
50% / 700ml


モンテベロ蒸留所は、1930年に建てられた精糖工場と蒸留所が原型となっている。
1968年以降、ジョセフ・マルソンが購入し、以降マルソン家が管理している。
サトウキビを2箇所のシュレーダーにかけ、2つの歯車でプレスする。バガス(サトウキビの搾りカス)は、全て蒸留所の動力源になる。これらは、160年前から変わらないシステムである。
蒸留所所有の畑が無い為、近くのプランターがサトウキビを納入する。刈り取りは手刈りと機械刈りの両方を使う。
このブランはステンレスタンクで3~4ヶ月寝かし、近くの小川から引いた水を濾過して加水。
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タフィア
口に含むとふくよかな甘みとジリジリする苦味と酸味を感じる。
飲みこむと突き上げるようなサトウキビのパワー!
ストレートだけではなくロック、ソーダ、トニックで割った
ものもおすすめです。
料理との相性も良く、特に脂の強い肉料理がピタリとはまる。
kojiqymmt
どしっとしていて、甘く、濃い磯の香り。
一口目は、ジリジリとした刺激と円みのある甘さが
舌先から広がる。
味噌や醤油、醤など大豆系の風味が感じられ、鼻腔を遊ぶ。
舌が慣れてくると共に、フワッと飲み口が軽くなり、つい、
杯を重ねたくなる一本。
Takael
むせかえるように甘く、癖のある臭みが、重たく香る。
舌に残る青梅のような苦味、喉をやく50%のアルコール。
どこか拒むような一口目から、口の中にのびやかに広がる
甘さと、米麹のような風味が懐かしさを感じさせる。
和食(おでん)と合わせるのも一興。やみつきになる一本。
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